AI実践塾で学んだ「経営理念の明確化」とAI活用法  2025年2月21日6時

こんにちは!AI初心者・男女コミュニケーション心理士®︎の小室友里です。エンターテイメント業界から起業して、現在は男女心理の違いを多様性理解へと繋げる研修をしています。今日は先日参加したAI実践塾での学びを皆さんにシェアしたいと思います。

経営理念の明確化とAIの力

朝8時、いつものようにAI実践塾のZoomに入ると、すでに数名の参加者が画面に映っていました。今日のテーマは「経営理念の明確化」。正直なところ、私のようなAI初心者にとって、経営理念とAIがどう結びつくのか、最初は少し不安でした。

画面には、キコさんという絵手紙教室を運営されている女性が映し出されています。マツヤマ先生(実践塾の講師)がキコさんに声をかけました。

「キコさん、経営理念について考えてみましょうか?」

キコさんは少し緊張した様子で画面を見つめていました。「はい…でも、いつもなんとなくふわふわしていて、自分の思いをうまく言葉にできなくて…」

マツヤマ先生は優しく微笑みながら「そんな時こそAIの力を借りてみましょう。チャットGPTに質問してみてください」と促しました。

キコさんがチャットGPTに入力すると、画面にはこんな文章が表示されました。

1. アートを通じて誰もが想像の力を感じ笑顔による社会を作る
2. 短時間で絵がかける独自メソッドを提供し私もできるという成功体験を届ける
3. 子供から高齢者まで誰もが気軽に参加できるアートの場を作り、1人1人の個性を尊重する

「この中でどれが一番しっくりきますか?」とマツヤマ先生。

キコさんは少し考え込んでから「2番の『短時間で絵がかける独自メソッドを提供し私もできるという成功体験を届ける』が一番しっくりきます」と答えました。

理念を深掘りする – AIの限界と人間の役割

ユキさん(別の参加者)が手を挙げて発言しました。「キコさんの話を聞いていて気づいたことがあります。経営理念として言葉は素晴らしいのですが、キコさんの熱量が伝わってこないんです。」

私はその言葉に思わずうなずいていました。確かに、AIは素晴らしい文章を生成してくれますが、そこに人間の「熱量」や「思い」が込められていなければ、相手の心には響かないのです。

マツヤマ先生は深くうなずきながら説明しました。「AIのスキルはYouTubeで調べれば誰でも学べます。でもAI時代で差が出てくるのは、人間がそれをどう伝えるか、そしてそれに対して熱量を持って伝えるかなんです。」

私はこの言葉に目から鱗が落ちる思いでした。そうなんです!いくらAIが優れた文章を作ってくれても、それを自分の言葉として咀嚼し、自分の熱量を込めて伝えなければ意味がないのです。

キコさんもだんだん表情が変わってきました。「実は私、絵が苦手な人に『私もできるんだ』という自己肯定感を少しでも高めたいという思いで教室を始めたんです。でも、それをうまく伝えられなくて…」

成功体験の共有 – AIを超える価値創造

マツヤマ先生は「キコさんの生徒さんの中に、キコさんと同じように最初は絵が苦手だった人はいませんか?」と質問しました。

キコさんの顔が明るくなります。「はい!最初は『絵なんて描けない』と言っていた人たちが、今では楽しそうに参加してくれています。みんなわいわいと教室で絵を描いているんです。」

「それこそが価値なんですよ。キコさんの経営理念は『私もできるという成功体験を届ける』ですよね。それを自分自身も体験して、その体験を生徒さんと共有することで、お互いの成功体験を重ね合わせていく。それがAIでは決して生み出せない価値なんです。」

私はノートに必死でメモを取っていました。これは私の研修にも応用できる考え方です。AIを使って効率化できる部分は効率化しつつ、人間にしかできない「共感」や「成功体験の共有」に注力する。これがAI時代の新しい価値創造の方法なんだと気づきました。

プレッシャーと成長 – 可視化の重要性

話は「成長の可視化」に移りました。マツヤマ先生は「キコさんがこの3ヶ月でどれだけ成長したかを可視化できるシステムを作っています」と教えてくれました。

「なぜですか?」と私が質問すると、マツヤマ先生はこう答えました。「自己肯定感を高める課題を持っている人に対して、『あ、私成長してる!』と見えるような仕組みが必要だからです。」

キコさんも「自分自身がふわふわしていて、自分の成長が見えないんです」と正直に話します。

その瞬間、私は自分の研修でも同じような悩みを持つ参加者がいることに気づきました。特に女性は自分の成長や価値を過小評価しがちです。AIを使って成長を可視化する…これは素晴らしいアイデアだと思いました。

「例えば、RPGゲームのように、スキルを獲得するたびに『単語登録のスキルをゲット!』『経営理念覚醒のスキルをゲット!』というように可視化していくんです」とマツヤマ先生は説明します。

私は思わず「それ、私の研修でも使えそう!」と声に出していました。

ジョブディスクリプションと仕事の定義

マツヤマ先生は続けます。「次回は『ジョブディスクリプション』、つまり仕事の定義をやります。経営理念の下に、具体的に何の仕事をするのか、そのために必要なスキルは何かを定義していきます。」

私は考えました。私の「男女コミュニケーション心理士®︎」としての仕事の定義は何だろう?AIを活用しながらも、人間にしかできない共感や体験の共有に焦点を当てるべきではないか?

「成果なき仕事は仕事じゃない」とマツヤマ先生。「では成果って何か?単なる利益だけじゃなく、人々の幸せなこと。でも漠然と『幸せのため』では伝わらない。具体的な役割を定義することが大切です。」

この言葉に、私は自分の役割について深く考えさせられました。AI時代だからこそ、人間としての役割を明確にすることが重要なのです。

学習環境の工夫とゲーミフィケーション

実践塾では朝活と昼活を分けて、それぞれ異なるアプローチで学習を進めているそうです。

「朝は質問ベースで初心者の方にも丁寧に答える時間、昼は経営者向けに時間通りに効率よく伝える時間にしています」とマツヤマ先生。

また、学習意欲を高めるためにゲーミフィケーションの要素を取り入れているとのこと。「ゲーミフィケーションで一番難しいのは『自主性』をどう引き出すかです。ルールやゴールを設計するのは簡単ですが、自主的に参加したくなる世界観やストーリーを作るのは難しい。」

実際、参加者の中から自然発生的に「女子会」ができたり、学びを深めるためのコミュニティが生まれているそうです。これはAIには決してできない、人間同士の繋がりの力だと感じました。

経営理念が導く10年後のビジョン

実践塾の最後には、タッキーさん(男性参加者)がチャットGPTで作成した自身の経営理念と10年後のビジョンを共有してくれました。

「本当に10年後のビジョンまで出してくれて驚きました。今自分が目標としていることがはっきり言語化されて、自分の方向性が間違っていないことが確認できました」とタッキーさん。

経営理念を明確にすることで、将来のビジョンも明確になり、日々の行動指針にもなる。これこそがAI活用の真髄ではないかと私は感じました。

学びを自分のビジネスに活かす

帰り道、私はこの日の学びを振り返っていました。

  1. AIは優れたツールだが、それを使いこなす人間の熱量が重要
  2. 経営理念を明確にし、それに基づいた仕事の定義を作る
  3. 成長を可視化するシステムを構築する
  4. ゲーミフィケーションの要素を取り入れて学習意欲を高める

これらを自分の「男女コミュニケーション心理士®︎」としての活動にどう取り入れていくか。AIを使って効率化できる部分は思い切って効率化し、人間にしかできない「共感」や「体験の共有」に注力する。

そして何より、自分自身も「AIを使いこなせる」という成功体験を積み重ね、その体験を研修参加者と共有していく。

まだまだAI初心者の私ですが、一歩一歩成長していることを感じられる日でした。次回の実践塾が今から楽しみです!

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