「重要なこと」と「やりたいこと」の間で~マンダラチャートで見える本音と成長~ 2025年2月3日12時
こんにちは、男女コミュニケーション心理士®︎の小室友里です。
今日は、とても興味深いセッションを見学させていただきました。マンダラチャートを使った「ウィークリーチェック」という取り組みなのですが、これが素晴らしい! 私の専門である男女コミュニケーションの観点からも、たくさんの学びがありました。

メンターとメンティ、異なる視点が育む気づき
セッションでは、「重要度」と「ワクワク度」という2つの指標を使います。面白いのは、メンター役とメンティ役に分かれて、それぞれの視点で評価を行うこと。
例えば、こんなやり取りがありました:
メンター:「この自転車通勤、とても重要だと思うのですが…」
メンティ:「実は寒くてあまりワクワクしないんです(笑)でも、血糖値のためには大切だとわかっているので…」
このギャップから生まれる気づき。まさに、私が研修で扱う男女のコミュニケーションギャップにも通じるものがありますね。
「やるべきこと」と「やりたいこと」の橋渡し
研修講師として特に注目したのは、参加者それぞれの「モチベーション管理」の方法。例えば:
- 健康管理が「やるべきこと」でも「やりたくないこと」の場合
- ビジネス目標が高いのにワクワク度が低い場合
- 重要度は低いのにワクワク度が高い趣味の場合
こういった状況で、どうバランスを取るのか。答えは一つではありませんが, セッションを通じて参加者同士が知恵を出し合い、それぞれの解決策を見つけていく様子が印象的でした。
男女の特性の違いも見えてきます
セッションを観察していて気づいたのは、男女で異なるアプローチの傾向:
- 女性参加者:感情面からのアプローチが多い
例)「測定結果を見るのが怖い」「できないとネガティブになる」 - 男性参加者:論理面からのアプローチが多い
例)「数値が改善すれば次のステップに進める」「データとして必要」
どちらも大切な視点です。むしろ、この違いを活かし合えることが、このセッションの魅力かもしれません。
私自身への気づき
実は、このセッションを見ていて、自分の研修スタイルも見直したくなりました。「重要度」と「ワクワク度」という指標は、研修参加者の方々の本音を引き出すのにも使えそうです。
特に、ダイバーシティ研修では:
- 「わかっているけどやる気が出ない」
- 「必要性は感じているけど面倒」
といった本音をよく耳にします。
このマンダラチャートの手法を取り入れることで、もっと建設的な対話ができるかもしれません。
コミュニケーションは「可視化」から
今回のセッションで改めて感じたのは、「見える化」の重要性。数値化できない感情も、「ワクワク度」という形で可視化することで、より深い対話が生まれるんですね。
次回は、この手法を実際に研修に取り入れた結果もお伝えできればと思います!
目標管理 #コミュニケーション #マンダラチャート #ダイバーシティ #モチベーション管理
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